KAJILESS

家事をレスに。

淘汰された100の物たち75【家計簿が訳わからん】小口現金で会社を経営できる訳がないし。

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家計簿が未だわからん40代です。
義務教育で知りたかったよ…

( ゚Д゚)モーダメ

 

家計簿ってOJTで何とかなるもん?

家計簿を見ると目まいがします。書店のコーナーとかもう、あの独自の空気感が…仕事で数字を扱っているくせに、家計簿は蕁麻疹。子どもの頃は嗤って見てたけど、今はハクション大魔王の気持ちが良く解る。

学校で家計の基礎を教えて欲しかったです。
生活水準で差が出るから難しいだろうけど。

つまりスタンダードにできない分野なのでしょうね。個々の生活環境や構成、時期で全く違ってくるのだから。そして学ぶことなく大人になっておきながら、主婦なら自動的にデキるという空気感がホント嫌。

 

ボタンより家計簿の付け方を学ばせて

何ていうのかな。

例えば恋愛って、男女の関わり方など学ぶこと無く自然に始まり、OJTで肉体関係まで結んじゃう。知識の無いまま始まる実地演習でも、繰り返すことで多くの方が成就します。本能でもあるからでしょう。

でも実地演習は諸刃の剣。

経験を積めば積むほど、エイズなどの性病や望まぬ妊娠の危険に晒されます。騙されたりDV・共依存の被害に合う確率も上がる。かといって初恋の人と結ばれるのが正解とは言えないし。

そんなこと、学校では教えにくい。だから最近は、外部講師を招いて性教育の講話がなされます。ディープに教えてくださる上、身近な教師や肉親と違うから、生徒もきちんと聞くそうで。

そんな感じで、家計管理も勉強でれたら有難いんだけどなぁ…私なんかじゃ力不足で、子ども達に教えるのは難しい。

 

性愛や育児と同じではなかろうか

丸投げしたい訳じゃない、伝えられることは伝えたい。でもこれって、第三者のプロの言葉の方が伝わるケースじゃないのかな、性教育みたいに。

生きるのに必要で大切なのに、キレイなのか汚いのか分からない。羨み妬むほど美しく豊かなのに、絶望し、時に死ぬほど残酷で穢らわしい。

お金も性も愛も、未だにさっぱり判らない。出産も教育も、どれだけ掛かるか検討もつかない。もし学生当時に少しでも知ってたら、勉学や将来への姿勢も違ったかもしれないなぁ… 

かといって、いま親の立場で子どもに教えたら恩着せがましいし。ヘタに気を遣わせたくないし、進路のジャマになったら困るし、子どもには自由であって欲しいよね。

かといって無知も恐ろしい。

家計簿の仕訳やエンゲル係数、入試手数料や手付金…そういう枝葉の数字じゃなくて、夫婦一緒に育てるものだと、早くに知りたかった。

性や育児はそうなりつつあるけれど、家計管理も貯蓄も、本来は家族で協力するものじゃないのかな。男女ともに、愛情とともに。

 

家計簿は主婦の嗜み?

主婦の嗜みであり、これが万全なら家計も安泰!という印象の家計簿。でも実際は家計管理の一端ですよね。私は小口現金だと思ってる。

細かいお金を疎かにするつもりは無いけれど、小口現金出納帳が完璧だから経営も完璧とはいかないよね。それどころか、時代は小口現金の縮小や廃止に進んでいます。面倒なうえ、出納帳を完璧に付けたところで補助簿でしかない。

私が苦手だからイロイロ屁理屈言っているのは自覚してるけど。どんなに生活費を切り詰めたところで、ローンや固定費が多ければ貯蓄できないもん。

家計簿って、補助簿でダメなん?

 

私は永遠に仕訳できないと思う

ずっと家計簿をジプシーしては頑張ったけど、ダメだった。

たとえ家計を仕訳しても、子どもが増え、大人が減り…育児に病気に介護と刻々と状況が変化する。都度見直しが必要なうえ基準も判らず、正解も判らず、管理できず凹んでました。

でも今思えば、倒産の危機に小口現金で対応できるワケないよね。

仕訳って、予算取り前提の思想に感じます、それも経営が健全という前提の。上手に運用できれば良いのでしょうが、私にはムリでした。

 

家計簿、廃止しました

そして今は、安定の袋分け。

これすらかなり失敗しました。月〆ではスパンが長くて息切れし、給料日〆は夫の分と2回あって混乱し、週〆にすれば月をまたぐときに錯乱する。

 ( ゚Д゚)モーダメ

今は5日〆にし、生活費に8千円、予備2千円で実験中。

節約は、あらゆる仕訳を生活費に押し込む力技で。日用品も買い食いも、文具や集金などの細かなものは押し込んじゃう。中古のコートすら300円なら生活費。口紅も276円なら生活費。

逆に、靴下でも千円を超えれば大物扱い。あらかじめ2万円をプールして大物費と医療費に充て、金額の張るものは生活費か大物費か熟考します。

たぶん家計って、ずーっと悩み続け、試行錯誤し続けるものなんでしょうね。悩まずに使える財力が欲しい…(あと筋肉も)

4月から一人進学するので見直しが必要ですが、今までのように仕訳だなんだ悩まずに「5日分の必要額がどれだけ変わるか」と実験できそうなので、その点では気が楽です。

 

子どもに金銭教育をしたいけれど

これだけ悩んだもの、子ども達もはお金について早めに知ってほしい。けれど。

今はスーパーにすら、カジノ顔負けのゲームが充実しています。どうしても多少は子ども達を遊ばせてしまうよね、小さい頃なんて特に。

そして、お金のイロハも分からぬ頃から、英語みたいに自然と身につく。身近に楽しみつつ、賭け事を覚えてゆく。これが私たちの金銭教育の実態かもしれません。

家計どころかお金すら未知のままに、ギャンブルばかりを早期教育しているという。