兼用・代用で物は減る！淘汰された100の物たち—１２個目
淘汰100（略）の12個目は、柔軟剤です。
我が家では、基本的に洗濯洗剤と漂白剤のみ。気まぐれで新製品も試すけど、正直違いが判りません。今まで、これで可も不可も無く暮らしてきました。
でも、この夏の猛暑は酷かった…洗濯物から立ちのぼるこのニオイ。
これ、もはや発酵してませんか？
ハードルが高すぎませんか
我が家は柔軟剤が不要です。肌ざわりも香りも吸水性が落ちるのもイヤみたい。
母は使ってて、子ども達も実家ではタオルに顔をうずめて「おばあちゃん家の匂い～」と喜んでいました。だけど私が柔軟剤を使うと良い顔をしません。
(; ﾟДﾟ)ﾅﾝﾃﾞｼﾞｬ
思えば子どもが小さい頃は張り切って母親業をし、洗濯にもこだわっておりました。天然素材の衣類を用意し、柔軟剤を使わず頑張っていたら、まぁそれに慣れちゃった様で。
タオルに柔軟剤を使うと、「ふけない」（＝水を吸わない）と文句がでます。
気まぐれに良い香りのものを入れた日にゃ、イヤな顔をされます。無臭が良いんだって。
かえってハードル高すぎやしませんか…
発酵していませんか
そんな子ども達も大きくなり成長期を迎え、部活もハードになり匂いが気になりはじめます。
それに加えて、今年はこの猛暑。
温かい体操着。濡れた水着。猛暑に醸される衣服の山。立ち上る甘ったるい匂い。
もしかして：発酵
(; ﾟДﾟ)
そこで「我が家は洗剤と漂白剤だけ」などと言ってた私でも、デオドランド効果のある洗剤を検討せざるをえなくなりました。
洗剤増えるのヤだなぁ…
無臭ってなんですか
というわけで。
デオドラント柔軟剤や消臭ビーズのサイトを見比べ（でも買って試しはしない）、柔軟剤売り場をうろついてサンプルの匂いを嗅ぎ（でも買って試しはしない）、裏の表示を見比べて（でも理解はできない）。
違いが判んない。イマイチ決め手が見つからない。
柔軟剤ですし、フツーは香りが決め手なんですよ…とセルフツッコミを入れつつ、でも、その香りが要らないんです。デオドラントのみの柔軟剤なんてないし。というか消臭できれば、それでいいのに。
洗濯物の発酵を止めるヤツってないのかな。
ん？発酵を止める＝殺菌ですね。
( ﾟДﾟ)ｱﾚ?
CMで踊ってませんか
発酵してんじゃね？から始まった洗剤探し。私は消臭したいんじゃない、殺菌・除菌がしたかったわけで。
なぜ柔軟剤に食い付いた？
どうやら、ＣＭに踊らされていた様です。確かに新製品を使えば、状況が良くなると思っちゃうけど。
そんなわけで、殺菌でググってみました。
もしかして：漂白剤
( ﾟДﾟ)ｱﾚ?
使い方でなんとかなりませんか
我が家にもある漂白剤。除菌だ抗菌だCMしてましたね。知ってました。ノロウイルス対策でも使ったし、布巾の除菌もしておりました。
なのになぜ柔軟剤に食い付い（略）
理由は２つ。「失敗したら取り返しがつかなさそう」と「色落ちを防ぐための手間の面倒くさそう」でした。
色柄物を分けるべき？マダラに落ちたらどうしよう？夜にタイマーをしている間に一部が漂白されたら？もう夜間洗濯はできないの？
無理かもなぁ。調べもせず、思いこんでおりました。
でも、誤解でした。
「液体」の「酵素系」であれば、色柄物でも大丈夫。洗濯時に入れるだけ。水温が高いとなお良し。
( ﾟДﾟ)ｱﾚ?
知ってました。なのに…なぜか染み抜きにだけ使っていました。試してみようかな？でも『色柄物も除菌消臭！』的な漂白剤の方が安心かな？
今度は漂白剤売り場をうろつき、裏の成分表示とにらめっこ。
すると成分に違いがみつからない。
( ﾟДﾟ)ｱﾚ?
いつもの暮らしに戻りました
「どのメーカーも頑張ってるから大丈夫」とかいう信頼（という名の丸投げ）のもと、目の前にある洗剤を使い切る生活をしていた私。
どうやら漂白剤も同じでした。
専用の漂白剤と、家のものは成分が同じ。裏にも使い方が書いてある。それを信じて洗剤と一緒に投入し、温水で洗いました。
( ﾟДﾟ)ﾑｼｭｳ!
これだけで、除菌されたのか不快なニオイが消えました。色ムラも見当たらず、残ったのは洗剤のかすかな香りだけ。
あなうれしや。
結局は洗剤の買い増しをすることなく、戸棚に入れていた漂白剤を洗剤の隣に移動しただけで、この夏の猛暑を乗り切ることができました。
どのメーカーさんも頑張っているから
成分の配合など、消費者には見えない各社の工夫があるのでしょうけど（周知の為の工夫が一番強烈ですが）。
迷走しまくった結果、もともと家にあった洗剤に落ち着きました。正直違いもわからないうえニオイも消えたので、当面はこれで良しとします。
CMで決める方、成分が大切な方、香りにこだわる方、パッケージに惚れる方、コストで選ぶ方…色んな条件の消費者がいて、メーカーさんも色んな商品を作っています。
だから、なるべく無臭で吸水性能も落ちず、洗剤のボトルも増えないことを条件とする消費者（？）がひとりぐらい居ても、いいよね？
