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兼用・代用で物は減る！淘汰された100の物たち—９～１１個目

淘汰された100の物たち モノをレスに。 不安をレスに。

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淘汰100（略）の９～１１個目はキッチンツール。
我が家のキッチンには栓抜き・缶切り・ワインオープナーがありません。

そもそもあんまり使わない

このご時世、我が家では栓抜きも缶切りも、あまり使わなくなりました。ワインもスクリューキャップので充分です。コルク栓のワインなんて数年に一度飲むかどうか。

どのツールも出番が無い上、簡単に100円で手に入る。
というわけで数年に一度、100円で買い、使って曲がり、その後は錆びて処分しておりました。

 

震災で困りまくる

ところが震災に見舞われ、突然これらのツールが必要となります。

数年前の缶詰が２個ほど納戸にありました。いつか食べよう、でも黄桃だし（我が家の苦手）と言いながら存在を忘れていたもの。食うなら今でしょ！

…でも缶切りがない。
…買うところも無い。

後日の支援物資にも、瓶やオールドタイプの缶詰が混じっていました。さて困った。 

( ﾟДﾟ)oh…

ですが家のある高台に政府の拠点が出来たため、電気だけは早期に復旧され、我が家は食糧はないのにネットは出来る環境に。
そこで、Youtubeで缶切りや栓抜きの代替品を探しました。スプーンが有効な様子です。

 

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ドアノブでもライターでも割りばしでも、テコの原理で開けることができるけど、やはりコツが要る様です。

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缶切りがなくてもスプーンでゴリ押し。コンクリートに擦りつけることでも開けることが出来ます。

でも、いずれにしても非力な女性には重労働。だけど復旧や捜索で忙しい男性に頼むのも気が引けます。

というか正直こんなん、平時じゃなきゃやってらんない… 

万能ツールとの出会い

震災から数年後。ボーイスカウトで万能ナイフと出会いました。
サバイバルナイフ、十徳ナイフなどとも言われますね。

これ１つで缶切りも栓抜きもコルク抜きも。
多機能で丈夫でコンパクト。平時も有事も活用できる。我が家では年に数回も使わないので、キッチン用には買わずに夫や息子から借りてます。 

上の商品は我が家にあるオーソドックスなタイプですが、お安いのもあります。一家に１つあると安心ですよ。本当にあの時は大変だったので…

 値段はピンキリです。必要な機能を見極める必要がありますね。下のタイプはドライバーなどの工具すら不要になりそう。ミニマリスト垂涎の逸品…

格安で面白いものも。携帯できるマルチカード。
これの使い勝手は判りませんが、忍者的ツールでグッときます（銃刀法や軽犯罪法に該当はしないのかな…） 

 

淘汰されたキッチンツール

というわけで、淘汰されつくした後、我が家のキッチンツールはこれらに収まりつつあります。

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( ﾟДﾟ)少なっ

と思われるかもしれませんが、必要に応じて買い足そうと思いつつ、数年こと足りています。

お菓子作りのツールなどを淘汰し、スッキリした引き出し。ここに缶切りや栓抜きを入れて遊ばせるのが嫌で、最終的には万能ナイフに辿り着きました。

サバイバルグッズとミニマリズムは相性が良いよね。

 

知識はあてにならない

平時ならプルトップの缶も瓶も当然だけど、震災になれば過剰配給で無くなって、オールドタイプの瓶缶が支給されるかもしれません。

また、スプーンで瓶も缶も開けられるのは知ってはいたけど、動画なんて視たことなかったし、見るとやるとでは大違い。

さらにビニール袋に米と水を入れ、水で茹でる調理法も有名だけど、実際に震災に遭うと、水も燃料も無いのが現実でした。

 

いつ何時起こるかわからない災害。

経験して感じたのは、知識はアテにならないということ。あらかじめ何でも経験しないとダメですね。

でもたとえ知識が無くても、十徳ナイフがあればそれで済む。用意すればいい、ただそれだけのことでした。

皆さんもぜひ、防災バッグに十徳ナイフをご検討ください。

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