収納は入れ子より整列だと思います。

収納グッズは便利だけれど、収納し見えなくなると私の脳は忘れてしまうのです。それは隠したエサを忘れるリスのごとし。

把握せず、収納すると　沼になる

リスが隠した餌を忘れる行動は、森の形成に一役買っています。
しかし、私が収納したものを忘れれば、形成されるのは底なし沼です。

人並に物があふれていた頃、私も箱や100均グッズを駆使して収納を頑張っていました。でも、さらに物を増やしては混乱を招くだけ。

お金もかかるうえ、いっときの自己満足を得るだけで続かない。第一、私が把握できていないのに家族が理解できるわけありませんよね。

把握しないと分けることはできないし、分けないと収納はできないはずなのです。 
つまり把握できるまで、減らす必要があるのです。

クラス分けができるのは、同級生だけです

考えれば分かることなのですが、クラス分けが出来るのは同級生だけなのです。

私は他学年もぶち込み、他校の生徒もぶち込んで、なんなら園児や社会人まで混ぜ込んではキレイに分けようとしていました。
本人たちも居心地悪かったとおもいます。『え、なんで私ココにいるの…』状態。

まずは淘汰が必要です。

同級生だけにする。そしてクラス分け。
そこでやっと収納が生きてくる。

さらに人数が少なければ、クラス分けの必要すら無くなります。
整列すれば、それで済むのですから。

我が家のシンク下の整列状態

減らすことが出来た場合、整列すれば済むので楽ちんです。

これはキッチンシンク下の洗剤類ですが、現在は食洗機洗剤とセスキ、奥に在庫の３つのみ。並べるだけなので入れ子収納はしていません。

場合によってセスキが重曹になったり、漂白剤が増えたりしますが、最近はここに整列できる量にしています。

入れ子にするとそれだけで、混乱するうえに忘れるし、汚れるし不衛生だし物は増えるし洗いにくしで、良いことないんですよねー。

入れ子収納は記憶力の良い、マメな方向けだと思います…私には無理でした。

我が家の脱衣所の整列状態

これは整列…というか、ほぼボッチ状態ですが、物が少なければ入れ子にする必要がありません。

タオルも全てフェイスタオルに統一したので、収納も必要ありません。ただ整列させるだけで、必然的に脱衣所は美しくなります。

収納が必要なのは、仲間が多いときですよね。

我が家の和装・礼装の整列状態

収納が必要なのは、仲間が多いとき。私の場合は和装品。

私の私物の８割が和装品と礼装です。といっても、着物数枚と和装品なので、衣装持ちという訳ではありません。

その他の私物が極端に少ないだけです。服数着に本３冊とかなので。

和服および和装品については断捨離しつくして、最低限の一軍まで減らし尽くしたので、今のところはこれ以上増やす予定も減らす予定もありません。

そこで、各々箱に入れ、ラベルを付けました。
すべてを並べ、整列させて保管しています。

どんなに大事で一軍ぞろいと言っても、箱に入れた時点で忘却するのが私の脳みそなのです。

また、私に万が一があった場合に家族が混乱しないためにも、この入れ子とラベルは必要です。

基本は整列。収納は、めんどい物と大切な物だけ 

収納グッズの利便性は非常に素晴らしいものですよ。でもそれは、物を減らし尽くした後で得られるものじゃないかな？と思います。

靴下など、バラけるとめんどくさい物で、確実に家族も利便性が上がる物はカゴにいれます。また、和装などの大切な物は確実に箱に保管します。

でも、それ以外の日用品や筆記用具やキッチンツールなどを、丁寧に収納する必要が無くなってきました。

整列するだけ。

一見で誰でも分かる。これ大事。

淘汰したら、それだけで済むようになりました。