淘汰された100の物たち28~32個目【芳香剤や清浄機】空気にお金かけるのやめました
今回の淘汰100は芳香剤や消臭剤、空気清浄機に加湿機、除湿グッズです。物が減るにつれ、これらも淘汰されました。メンテも不要でとても楽。
結論から言えば、物さえ減れば家の空気は澄むのです。
職場の消臭剤を捨てたい件
私が勤めている職場には、あらゆるところに芳香剤や消臭剤のカラが置いてあります。
( ゚Д゚)オォォォォォ
私の中でB'zのラブ・ファントムが暴れだす…
いらない何も 捨ててしまおう
でも独断では捨てかねる(勝手に捨てたところで誰も気づかないだろうけど)。担当にちゃんと捨ててほしい…とも言えない空気の私です。
職場の加湿機も捨てたい件
そんな職場のインフルエンザ対策で、加湿機が導入されました。フィルターに水を浸透させ、ファンで飛ばす気化式です。カビや埃も集めるから空気もきれいになるとかで。
えぇ、フィルターがカビました。
水で洗えて清潔なハズが、カビたそうで。交換するにも高額なので予算がつかない。もはや扇風機に濡れ布巾で良いのでは。
( ゚Д゚)フオォォォ
私の中でがB'zのラブ・ファントムが暴れだす…
いらない何も(以下略
というわけで、次にスチームタイプの加湿機が導入されました(予算はどこから?)。注ぎ口のない電気ポットです。沸かしっぱなしにして蒸気を出すから清潔とかで。もはやポットで良いのでは。
というかこれ、電気を食うヤツでは…
えぇ、ブレーカーが落ちました。
作業中のパソコンも落ちました。
( ゚Д゚)コホォォォォォォォォ
私の中でがB'zのラブ・ファントムが暴れだす…
いらない!(略
というか職場に限らず、インフルエンザ蔓延は日本の空気(エア)のせいというより、日本の空気(ムード)のせいだと思うんだ…
空気な私の空気事情
そんな職場の空気の在り様に発言できない空気な私ですが、家には何にも無いのでお気楽です。
だって、空気しかないんだもん。
かつては、震災後の酷い悪臭や土埃に悩まされました。
実家から譲渡(という名の処分)された空気清浄機をフル稼働しても、外の状況が凄まじく追いつかない。そんな中、心配していた子ども達は喘息にもならず、登下校し学んで遊び、埃まみれで帰って来る野生児となりました…清浄機の意味がわからない。
結局、洗浄してリサイクルショップへ。
その後も消臭剤など使ったけれど、息を止め目を閉じてスプレーしながら『キレイな空気』ってなんなんだ…キレイの意味がわからない。
正直、お金や労力に見合う空気は実感できませんでした。プシューとしてチョト湿った感じが清々しさに代替されるだけというか…
( ゚Д゚)ゴゴゴゴ
私の中でがB'zのラブ・ファントムが暴れだす…
いらない何も(略
こうして空気用品を買うことも減り、徐々に無くなっていったのです。
キレイな空気は掃除と片付けから
物が減れば、家の空気は澄む。
シンプルなことでした。
擦りゃ何でもキレイになるんじゃね的アバウト人間の私でも判る、消臭剤や清浄機からは得られぬ清々しさ。
当然ながら物が多ければ埃もカビも多いワケで、どんなに清浄機を使ってもその能力は生かしきれないでしょう。手入れを怠れば菌やカビを増やしてしまう。
加湿器や空気清浄機って、清潔にメンテナンスが出来てこそ、生きる製品だと思います。
そもそも機器の清潔を気遣える人なら、家も清潔だと思うんだ…
エア・ファントム 清浄な空気という幻
ファントムとは[亡霊・幻]。
自然豊かなモンゴルが今や世界一の大気汚染国で、エコの進むヨーロッパや標高の高い高原は放射線量が高い。海辺は紫外線が強く、塩を含む潮風は肌も物も傷めます。ウチも鉄柱が錆びてるし。
昔は良かったと思いきや、昭和の田舎はそこらで野焼きはするし、各学校に焼却炉がありました。都会も公害や光化学スモッグなどの環境問題が山積した時代でした。
欧米は、高原は、田舎は、昔は…きれいな空気って幻のよう。
むろん、福島の件やPM2.5など、国家レベルの諸問題を軽んじる訳ではないし、喘息の子に甘えなどとは言えません。でも正直、私が改善できるのは家のホコリ程度だし。
震災後の劣悪な環境を数年経験したのもあるけれど、それも改善され家の物も淘汰された今、私は空気にあまりこだわらなくなりました。
日本は冬の乾燥も他国よりマシだし、カビたり喘息にならない限り、湿気もギフトと思うことにしています。
以前、ある番組でインタビューされた外国人女性が「日本の空気はミストのよう」と答えていたのです。それも大都会の街中で。
私たちは日々ミストを浴びている。
そう思うと湿度も素敵ですね。
これから乾燥や風邪に悩まされる季節です。
でも、穢れた空気という亡霊を恐れ、澄んだ空気という幻を求めるより、まずは片付け。機材や商品を買い求める前に、まず掃除。
湿気を感じれば窓を開け、乾きを感じれば濡れタオルを振り回す。
物を減らして掃除をすれば、家の空気は澄むのですから。