「期待しない」口にしてはいけない言葉の1つだと思う。自分が言われたら悲しいもの。
期待しないー
という言葉が、掃除とか家族とか
夫婦間とかミニマリストとか
本とかでよく出てくる気がします。
「期待しない」のホントの意味は、
「淡々とこなしなさい」だと
わたしは受け取っています。
期待という名の「依存」をするな。
自分の正義を押し付けるな。
他人を変えようとするな。
勝手に当て込んで、勝手に裏切られる。
そんな独り相撲をするな。
というのが本意だと思っています。
きっとそれは人生の真理で、
だからこそひんぱんに登場し
自己啓発にもなっています。
でも正直、しんどい言葉だと思います。
期待しないー
という言霊の与えるインパクトは
えげつなく強い。
それは格上が格下にぶつける暴力で、
まるで相手を見下しつつも突き放し、
自分自身を正当化しつつ壁をつくり
マウンティングしてくるような。
「期待しない」=「期待はずれ」。
その言霊は「許容」ではなく「拒絶」。
だって、もし
両親に「君には期待しない」
上司に「君には期待しない」
主人に「君には期待しない」
と言われたら、わたしは傷つきます。
その本心が
(私の老後は心配するな)とか
(仕事はチームワークだ)とか
(給料は俺が稼ぐからね)とか
だったとしても。
本心は許容であれ何であれ、
言葉にしたとたん、拒絶になる。
曲解しか与えかねない、難しい言葉。
だから、自分を戒めるのはいい。
口に出してはいけない。
最近つくづく思います。
ルー語で言うところの
言わぬがフラワーですね。
何年も期待しない日々をへて
やっと気づいたことでした。
次は
「期待しない」ことで起きる2つの悲劇
です。