KAJILESS

家事をレスに。

さかなクンさん、100均さん

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同居ですから母親が与えなくても済むというか、むしろ私が〆なきゃならない立場でした。嫁あるあるですね。

なので、小さい頃の子どもは、私が厳しいからか、もともと欲が薄い性格もあってか、一緒に買い物しても手がかかりませんでした。あまり欲しがったり、ワガママ言ったりしなかったのです。

ところが珍しく100円ショップでねだられたとき、衝撃のセリフが口から出たので心底驚いたことがあります。

「買ってー100均だし」

 100均「だし」…だと…?

 

 (ドドドドドドド…)

 

アテクシのメゾン"the Daiso"を…蔑むか…ッ!
敬愛する悲哀の矢野会長に何たる仕打ちッ!
謝罪を!すみやかなる謝罪を!

私「どして『だし』って言うの?」
子「そういって買ってくれるもん」

これは…

(ドン!)

 

三 文 安 …ッ!?

 

 

もちろん、子どもは悪くない。大人の責任です。私も「安いし」と思わせているかもしれないし。それ以降、発言に気を付けました。

さかなクンも「さん」がついてるね。
やおやさんもとこやさんもね。
100均さんもなかまだよ?

そう言って、さん付けでよびました。

この後は「だし」を聞くことはなかったと思います。気を付けていたから、またあったら覚えていると思うから。

なにより私の内面が結構変わり、『大切にしないと』という気持ちが強くなりました。言霊ってあるのかもしれません。断捨離を進めて意識が変わったせいも大きいけれど。

 

今の私にとって、100均の魅力。それは即戦力。

必要なものだけ吟味して買う。
帰宅して、包装はすぐ捨てる。
所定の場所にすぐセットする。
そこにあったかのようになじむ。

帰宅後数分でこの作業が済むと、とても気持ちいいのです。逆にこれができなかった場合、無駄な買い物をしたということ。私にとっての指標であり、戒めです。
こうなってから、物も出費も減りました。

 

どの企業もそうだけど、100均さんの経営努力はものすごいものです。
とくにダイソーさんは100万個単位で買い付けし、巨大なリスクを負いコストをギリギリまで下げながら、1円以下の利益を重ねて良い物を提供されているそうですね。

なのに簡単に手に入る。あまりに安価であふれているから、リサイクルもできない、フリマにも出せない。買って「あ、いらない」となったら処分するしかない。

経済が回るためには消費が必要です。
買って試して、ダメなら処分すればいいのでしょう。

それも100均さんの魅力です。

でも、企業努力を知ってしまうと、商品を無下にはできないよなぁ…できれば最期まで使い切りたいんだけどなぁ…でもたくさん買った方がいい客だよなぁ…

などと、勝手に妙な板挟みになって、ひとりでモンモンと悩んでいます。

 

つまり…100均さん、大好きです…ッ!!

(ドキュゥゥゥン)