KAJILESS

家事をレスに。

片付けはレジリエンスを高める練習の1つだと思う。

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片付けでうつが回復したとか
人生が変わったと言われるのは、
レジリエンスを高めることが
できたからかな、と思うのです。

私がそうだったから。

 

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 レジリエンスとは。

「逆境力」「回復力」などと
日本では言われます。
東日本大震災以降、
よく使われるようになりました。

レジリエンス (心理学) - Wikipedia

七転八起と同じ意味でも
カタカナだと印象が違います。

七転八起は「努力と根性」で
諦めんなオラァ的で疲れちゃう。
そんなの道徳か、
机上の空論でしかないもの。

その点、レジリエンスなら
保健体育でも公民でも学べそうで
受け入れやすいかもしれません。

www.nhk.or.jp

 

レジリエンスを高めるのは難しい。

では、いかにして
レジリエンスを高めるか。

Wikipediaより
アメリカ精神医学会が提唱する
「レジリエンスを築く10の方法」を
参照します。

1,親戚や友人らと良好な関係を維持する。

 

( ゚Д゚)

 

あぁこりゃムリだ。
のっけから難しすぎる。
人間関係が良ければ
誰も苦労しないって。

会話してラクになれたり
助言をもらえて感謝したり。
それができる人ならきっと
ふつうに立ち直れるんじゃない?

 

 

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 結局ひとりで片をつけるしかない。

周りと会話や協働できるうちは
挫折と言わないと思います。

自分を追い詰め失望し、 
自分に自信がないものだから
周りの人も信頼できなくなる。
みんなの励ましが聞こえない。

承認要求ばかりが膨らんで
助言なんてされたものなら
私を理解してくれないのと
悲劇のヒロインになる。

ニートみたいに引きこもって
えんえん不満ばかり垂れ流し、
親しい人に試し行動を繰り返す。
いずれみんな疲れ果て、離れていく。 

挫折の果てはこうじゃない?
自分やうつの義母など見ていると。
結局、自分で自分の過去に
片をつけるしかないと思うんです。

 

私はお片づけで、過去に片をつけた。 

「変わりたい」という心が
前提条件だとは思うけど、
掃除や片付けを繰り返して
私はだいぶ、過去にケリを
つけることができました。

与えられた環境で輝く、とか
他人より自分を変える、とか
正論すぎてかえって辛い。
説教じみて入ってこない。

だけど片付けは違いました。
個人的な感想ではあるけれど
「自分で環境を変えられる」と
体感できたことが大きかった。

自分の手で、
自分自身を造り上げる実感。
この感覚は
自分を立て直す力になりました。

また、モノを手放す際に
早く捨ててラクになりたい自分と
思い出や罪悪感に浸る自分がいて、
客観的に自分をみつめる訓練にも
なりました。

 

客観的にみつめた結果↓

www.kajiless.com

 

人に共感を求めず、自分で動く練習を。

片付けが万能だとは思ってません。
元気になれれば何でもいいんです。

ただ、
外にでるのがしんどい、
人と会うのがしんどい、って時、
ちょうど一人でできるリハビリが
片付けや掃除だと思います。

身近なところから始めて
人にすがることなく自省し、
褒めて欲しい、慰めて欲しいって
情けない欲求を自覚する。

自暴自棄をコントロールして
小さな成功を一枚一枚積み重ねる。

そうして
心の奥に体積したヘドロを取り除く。
そういう効果はあるかもしれません。

一番マズイのは、動かないこと。
そして周りのせいにすること。

人に共感を求めずに、
自分で自分を励まし、動きだす。
そうしていつか、立ち上がる。

しなやかな心を造る。

レジリエンスの初歩の初歩。
片付けは、
その練習に適していると思います。

 

 

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※レジリエンス教育が広がってますが、
ともすれば職場のモラハラパワハラ、
学校で起こる不登校やいじめすら
被害者のレジリエンスが低いせいと
都合よく処理されそうで、
そこは危惧すべき点だと考えてます。