猫の如く上品にズボる3つの方法
ズボラとか手抜きとかいうと、どうにも「ナマケモノ」のイメージが付きまといます。
たんなる効率化なんですけどね。
ナマケモノの気の毒な実態
動物界のズボラーといえばナマケモノ。しかし彼らは、苔のむすまでエコライフに進化し、極限で生きています。
1日の食事はわずか8gなのに、満腹だと消化が追い付かず飢え死ぬ。筋肉をそぎ落とし省エネモードで生きており、動きすぎるとカロリー不足で死ぬ。
地面での排便は蛾との共生。フンで繁殖した幼虫はナマケモノの毛皮に寄生し窒素を増やし、生えた苔はナマケモノのエサとなる。自給自足。
しかし地上は捕食の危機。敵に見つかったナマケモノはあきらめて全身の力を抜き、最期の苦痛を軽減するそうで…
極限の効率化、決して怠けておりません。
彼らは現世の仙人なのです。
優雅で上品な猫の実態
対して猫。
寝て遊び、適宜食べ寝て自由奔放。ナマケモノを超えるズボラーの極致ながら、見目麗しく上品に人間を手懐ける。
猫は犬よりも利口だ。雪上でそりを引く猫を8匹も集められない。(ジェフ・ヴァルデス)
ネコの躾は難しいと聞いていたがそうでもない。我が家のネコは僕を2日で躾けた。(ビル・ダナ)
ズボラなのに誰にも言わせぬ圧倒的存在。
あぁ、猫のようにズボりたい…
んで、文句も言われたくない…
表面上だけでも上品でいたい…
猫をかぶって上品にズボりたい
ズボラ主婦というとダメなイメージですが、実際は物や仕事が多すぎてそう見えるのではないのでしょうか。
でも、きっと世間様なんて適当なもん。
どんなに豪華なカレーより、焼魚と煮浸しを『上品な夕食』と勝手に思ってくれる。
どんなにズボラ掃除でも、片付いていれば『上品な玄関』と勝手に思ってくれる。
たぶん、きっとそんな感じ。
1、基本は和食
私にとってカレーは重労働で、ゆえにご馳走です。皮むきで指は冷え痛み、筋線維痛症が悪化します。それにたくさん作っても、すぐ無くなるから割高で。
対して焼魚や煮浸しは、焼くだけ煮るだけ。それでいて、ちゃんとしてる。
それどころか一汁一菜ともなると、粗食の哲学すら感じるんだから和食って不思議。
子どもが小学生の頃は年に数回、家庭の一週間の献立を提出する 苦行 食育がありました。そんな時ほど、和食は効果を発揮します。
どれだけ手が込んでても「ウチは洋食だよ」より、ズボラでも「宅は和食です」の方がウケが良い(当社比)。
チキンステーキより鶏の照焼、カレーより肉じゃがの方が、なんか良い親っぽいんだってさ。醤油とみりんって凄いねぇ…
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2、玄関を淘汰
ズボるなら淘汰。猫かぶりの私としては、まず玄関をおすすめします。
衆人にさらされ、吹き溜まりになりやすく、不要物の取捨選択がしやすく結果も出やすい。靴箱の不用品を淘汰し、出しっぱなしの物を入れるだけ。
我が家の玄関は、その日履いた靴をしまえばあるのは来客用スリッパのみ。掃除も適当ですが、来客に慌てることもありません。
物が無いだけでこんなに楽なんだ~と、私が一番つよく実感した場所が玄関なのです。
3,玄関に額絵
空っぽの玄関に一枚の額絵、それだけで玄関が上品になりました。
「何もない」というのがミソ。空間は美術館のような印象を与えます。絵を美術品たらしめるのは余白。できれば大きめで、額縁の立派なものがおすすめです。
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効率化すればおっとり上品に見えるかも?
淘汰しつくして掃除はワイパー、食事はほぼ和食となった我が家。手早く済むけど、手を抜いた様に見えないのがミソですね。
玄関の淘汰については、後日もっと詳しくお伝えしたいと思います。
以上、猫かぶりのズボり方でした。