KAJILESS

家事をレスに。

抜け感=無垢はプロが造る造形作品。手を抜いて出来るもんじゃない。

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抜け感って芸術じゃん。
私には(ヾノ・∀・`)ムリムリって話。

ほとんど夜会巻き、時々ポニテ。

髪型の基本形を夜会巻きにして
10年以上経ちました。

主たる理由は「めんどい」から。

最初は練習しましたよ。
今後、ラクになれるのなら頑張れます。

後れ毛を残さず結い上げ、
面と艶を出す。
手早くセットでき、上品に見えて
とても助かっているのです。 

 

「抜け感」「こなれ感」を造ったひとはスゴいと思う

要は素(す)ってカンジの意味でしょうが、
この造語を造り、流行らせたひとは
すごいと思います。

連想させる範囲のだだっ広さとか
字面ににじむオトナ女子志向とか。
紙面のモデルも、年代も問わないし
髪型からファッション、メイクまで
万能なワードです。

でも、私が真似ると、こうなる。

抜け感→老け感。
こなれ感→おつかれ感。
おくれ毛→やつれ毛。
ラフ→ざつ。
ナチュラル→部屋着。

どう見てもやつれたおばさんです。 

 

抜けるような肌のギリシア像。抜け感ってもはや芸術だとおもう。

ギリシア像が芸術なのは
無垢の石肌でありながら
筋繊維や脂肪、皮膚のしわまで
計算されつくした彫刻にあります。

それと同じだと思うんです。

後れ毛しかり、素肌メイクしかり。
純粋無垢の美しさは
プロの計算と技術が造るもの。
それをプロが撮影し加工する。
もはや芸術です。

手を抜いて、抜け感はつくれません。

そんな手の込んだ「抜け感」が
簡単に手に入るわけありません。

美しさは、時代で変わる。ギリシア像すら脱色される。 

かつてはギリシア像も極彩色。
後で真っ白に漂白したそうです。
焚書並の文化破壊とも
言われているようですが…

なんだか女性も似てますね。
無垢の時代に極彩色にメイクして、
歳月を経てから無垢を追い求める。

美意識なんて、世相に操作される。

そもそも「抜け感」なんて
10年前からある言葉なのに
今さら流行りって言われても、ねぇ。 

CAさんに憧れて。激務の中でも美しい女性たち。

夜会巻きのキッカケは、
子供向け航空教室のCAさん
だったりします。

子どもが2人いて、激務で、
毎日大変そうで、美しかった。

彫刻や紙面のモデルの様な
動きもしない芸術作品とは違う、
生々しい美しさ。

あんな生き方をしたいな、と思った。

私はもう無垢じゃない。
化粧して、髪を上げて、働きたい。

いつか、
無垢な子どもの肌に
化粧をするのが勿体ないように、
大人の肌を無垢にほどこすのも
勿体ない。
っていう時代がくればいいな、と
思っています。