子ども1人の単独避難。持ち物をリストにしました。やっぱり非常食は2種類だけ。
子どもの避難は軽装で@うちの場合
うちの場合、
子の単独避難については
速やかに避難所に移動するよう
対策しています。
よって軽装です。
前回、掲載したのですが
あらためて
リストにしました。
前の記事はこちら↓
まず死なない―生きるために捨てる覚悟
なぜ、軽装に至ったか。
震災後、防災訓練がありまして。
いい天気の、のどかな朝でした。
試しに、400m先の
避難所まで駆け上ってみました。
なんとなく水5リットル持って。
結果:死んじゃう
たったの5L、たったの5kg。
なのに重い、坂を走れない。
心臓が変に脈打ち、手がしびれ、
涼しいのに汗をかき、
あげく冷えて体が震えました。
被災時、水は本当に貴重でした。
でも、
時には水すら捨てないと死ぬ。
これが、極限まで
子どもの荷物を減らす理由です。
普段から重いランドセルを
背負い、元気な子たちですが…
本震で荒れた道路、
余震で揺れる上り坂。
独りぽっちかもしれません。
ケガしているかもしれません。
そして、
いつ来るかもわからない津波。
そんな中、
荷物のせいで逃げ遅れたら…!
だから、まずは死なないこと。
生き延びるのはそれから。
そのための非常食。
そのための準備です。
子の単独避難。持ち物リスト
-
非常食
☑救難食糧ER
☑飴
飴は水が無くても喉を潤し、
ストレス対策にもなります。
多分うちの子の場合、
周りの小さい子にも配るかも…
親のホンネとしては
醜いけれど、子どもだけに
食べて欲しい。
不平等も生まれるし。
でも、そういう分かち合いが
子ども自身を助けてくれる…
とも思いたい。
複雑な思いで持たせています。 -
水
☑タオルで包んだ水500ccこれより大きいサイズは1L。
重さ1kgは移動に苦痛と思い
500ccで妥協してます。
飲料は早くに支給されますし。 - 応急手当
☑布テープ
☑絆創膏
絆創膏で済む程度のケガなら
手当より避難が優先。
問題は出血や骨折。
一人で孤立しては命の危機。
とにかく服の上から
布テープをグルグル巻いて、
どうにか避難所へ
辿り着いて欲しいと
願っています。 -
安全
☑ヘルメット・軍手
☑救命胴衣灯・笛救命灯と笛は救助が必要な時に。
大声を出すと、消耗するので。 -
保温
☑アルミシート2つ
震災時、
津波から逃れたものの、
残念なことに低体温症で
亡くなった子がいました。サバイバル「3の法則」
生き残るために必要なものです。3 hours without SHELTER.
3 days without WATER.
3 weeks without FOOD.
3 months without HOPE.SHELTERは保温も指します。
冷えることは、
水が無いことよりも危険です。
3時間の猶予もありません。 -
清潔
☑ウェットティッシュなど
水を最小限にした以上、
飲むだけにしてほしいのです。
手を洗い、口を拭くのに
水を使うのはもったいない。 - その他
☑小銭
発災後、お札は殆ど使えません。
トラブル回避のため少額です。
☑布袋
配給品を入れるため。
☑保険証等一式
身分証明に、治療に必須。
通院で使う時、子どもに
ここから出してもらい、
平時も避難リュックの所在を
意識してもらっています。
☑緊急連絡先一覧
☑お手紙
ハードファイルに入れています。
手紙には、非常食の食べ方と
避難所での過ごし方を記載。
寝てる方がHP減らないとか
泣くとHP減るから
ゲームでもして気を紛らわそうとか。
大切なのは、分析と妥協となにより継続。
上記はあくまで、ウチの場合。
自分が居る場所、所属する場所で
準備の内容はまったく異なります。
詳しくはこちら↓
避難所の場所、子の年齢、
立地は高台か平地か、
会社員か自営業か、
住まいは1階か最上階か、
大家族かワンオペ育児か。
現状の分析が大切です。
準備に大切なのは
味や種類やメニューじゃない。
分析と妥協、
そしてなにより
継続ではないでしょうか。