KAJILESS

家事をレスに。

ローリングストックがめんどい - オートミール一択の理由その7 家族が同じ食事をする、というのは本当に大切なことでした

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震災時、
頂き物やあるもので食べる。
すると、家族でメニューが
多少異なってきます。

おにぎりの具が鮭と昆布とか。
ジュースがミカンとリンゴとか。

普段どおりに半分こして
普段どおりに食べたつもりです。

 

普段だったら、なんでもないこと。

 

でも、
今になると、小さかった子どもの
「そっちの味いいなぁ」
って言葉を思い出します。

 

〔もっと大変な人がたくさんいる〉
〔私たちは恵まれている〉

子どもたちも解っていたと思います。
今まで通い遊んでいた、
目の前の町が無くなったのだから。

 

でも、


不安と焦燥を妙な高揚感に変換して
食糧だ実家だ会社だと走り回る親。

恵まれているーという思いがつくる
罪悪感と、外界との見えない壁。

続く地震で外にも出られず、
なにより絶対的に足りない食事。

 

子ども達も、口にできない感情が
たくさんあっただろうと思います。

 

それがささやかな
「その味をもっと食べたい」
という言葉だったのかも。

ワガママはダメ。
自分も同じのたべたし。
でもいいなぁ。
おいしそうだなぁ。って。

 

今になってつくづく思います。
同じものを食べるって本当に大切。

先を見据えて備蓄できる今、
メニューや品数や栄養よりも、
皆で食べられる温かいものにしたい。
心がひもじい思いをしないように。

 

発災後、
パン2枚に砂糖と油と湯をぶち込んだ
パン粥らしきものを家族で食べました。

そのときの子どもの笑顔を
今も思い出します。